筑波から世界へ
筑波大学生物学類への入学を検討されている皆さんへ。
生物学類のいいところは、自分の興味を徹底的に追求できるところだと思います。生物学の研究に興味がある人だけでなく、英語や国際交流に興味がある人にとっても、生物学類で学ぶことには大きなメリットがあります。
まず、生物学類はイギリスのマンチェスター大学と提携しているため、学類生はこの制度を利用して半年から一年間の交換留学が可能です。私は実際に大学3年次の秋学期から一年間イギリスに滞在し、マンチェスター大学の学生と一緒に講義を受けたり、ラボに所属してアルツハイマー病の研究をしたりしました。将来国際的に活躍したい人、特に研究者を志す人にとっては、論文を読んだり書いたりするために、また学会等で海外の研究者たちと交流するために、英語力をつけることはとても大切です。また、留学を通して現地の人々と交流し、日本と異なる文化に触れることができるのは、国際社会に生きる私たちにとって重要な国際性の向上に繋がります。
また、生物学類では英語教育にも力を入れており、大学初年次から英語の授業が必修となっているだけでなく、いくつかの生物学の講義も英語で行われています。そのため、留学に行かずとも英語力を伸ばす機会が数多く用意されているというのも、生物学類の強みだと思います。
それに加えて、筑波大学には多くの留学生が在籍しているので、彼らと積極的に交流したり、様々な国際交流イベントやサークルに積極的に参加したりすることで、存分に国際性を高めることができます。
私は生物学類卒業後には、大学時代に培った生物学の専門性と国際性を存分に活かし、マンチェスター大学の大学院でサイエンスコミュニケーションを学び、修士号を取得しました。現在は、フランスのストラスブール大学院でテクニカルコミュニケーションを学びながら、将来国際機関で働くべく、専門性をさらに磨いています。
皆さんも筑波大学生物学類に入学して、自分の興味をとことん追求してみませんか。